2歳、溶連菌で抗生物質を服用中に再び高熱、これは再発?

2歳子どもです。発熱しており相談させていただきたいです。

以下状況です。

•先週の月曜日(7/14)から発熱(38.5〜39.5度)
•7/14(月)に病院に行くと溶連菌の検査で陽性のため、抗生物質7日分が処方された。
•7/15(火)朝から熱は下がり7/16から保育園登園を再開。
•7/14〜7/21までの抗生物資を毎食後、毎日服用中(全部飲み終わるのは明日7/21)。
•薬を飲むのは好きな子なので毎回残さず飲んでいます。
•昨日7/19(土)夜から再度発熱(前回と同じ38.5〜39.5度)。
•前回と同じく発熱以外の症状は現時点無し。

【質問】
•まだ服用期間中ですが、溶連菌の再発なのでしょうか?
•通っている保育園では、溶連菌の他に手足口病が他クラスで出ているようです。
•今日、明日が祝日で病院お休みですが、休日診療所に行くか迷っています。
休日診療所でも、溶連菌の検査や薬の処方はしてもらえるものでしょうか?

user 山田 慎吾

実際に診察してみないとお子さんの状況を正確に判断することはできませんので、以下はあくまでご参考としてご覧ください。

【考えられる状況】
先週溶連菌陽性と診断され、抗生物質をしっかり飲んでいる最中にもかかわらず、再び38.5〜39.5℃の発熱が出てきたという状況ですね。

● 抗生物質を飲んでいても、別のウイルス感染を新たにもらってしまうことはよくあります。保育園では手足口病が出ているとのことなので、そのような新しい感染症の可能性も考えられます。

● あるいは、最初の溶連菌が「検査では陽性だが、実際の発熱原因は別のウイルスだった」ということもあります(溶連菌はのどに常在していても、必ずしも症状の原因とは限らないことがあります)。

● 他に考えられるのは、溶連菌に伴う中耳炎や副鼻腔炎などの合併症。もし耳を触る・痛がる、顔をしかめて鼻の奥が痛そう、ぐったりするなどがあれば要注意です。

【ご質問への回答】
● 「溶連菌の再発なのか?」
→ きちんと服薬していて、数日で症状が軽快した後の発熱なので、再発よりも 新しいウイルス感染 であることのほうが多いです。もちろん合併症が隠れている可能性もゼロではありません。

● 「休日診療所で診てもらえるのか?」
→ 休日診療所でも、喉を診て必要なら溶連菌の迅速検査や追加の抗生剤処方は可能なところが多いです。ただ、祝日や夜間は最低限の診療になるため、
「再度の検査を確実に行う」ことを目的にするなら、平日にかかりつけで診てもらうほうが適しています。

【受診の目安】
・再度の発熱だけで、元気があり水分が取れているなら、休日診療を急がず経過を見てもよい場合が多いです。
・ただし以下があれば、休日診療所を受診してください。
 → 耳を痛がる・顔をしかめている(中耳炎の可能性)
 → 強い喉の痛みで食べられない、ぐったりしている
 → 呼吸が荒い、顔色が悪い、尿が出ないなどの脱水サイン
 → 発疹が出てきた、発熱がどんどん上がる

【まとめ】
現時点では、
・きちんと薬を飲んでいる
・再発というよりは別のウイルスや合併症の可能性
と考えるのが自然です。元気があれば自宅で様子を見つつ、明日以降のかかりつけ受診で相談するのが良いでしょう。もし急激に症状が悪化した場合は休日診療所での受診を検討してくださいね。

回答は以上となりますが、少しでもお力になれていれば幸いです。
また何かありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいね。

user 現役小児科医

抗生剤内服中の再度の発熱とのことでご不安かと思いますが、再発というより新たなウイルス感染の可能性が高いと考えられます。溶連菌は抗菌薬に反応しやすく、初期に解熱していることから一度は治癒していたとみてよいでしょう。保育園で手足口病が流行しているとのことなので、そちらに罹患した可能性も否定できません。元気があり、水分も取れているならば休日診療を急がず火曜にかかりつけ医で相談されても構いませんが、ぐったりする・食事や水分が取れない・発疹が出るなどあれば、休日診療所を受診して原因の特定や必要な治療を受けることをおすすめします。溶連菌の迅速検査や処方も休日診療所で可能な場合が多いです。

user 千葉県の小児科

溶連菌は抗菌薬が効きやすい細菌の1つなので、7/14から抗菌薬を飲んで、7/15に解熱したので、一旦溶連菌は治ったと思います。
7/19の発熱は溶連菌とは別と思います。
発疹も出れば手足口病の可能性はあると思います。
休日診療所で溶連菌の検査や薬の処方は可能と思います。とはいえ、発熱していても元気で水分が摂れていれば連休明けの小児科の受診で良いと思います。

user yanagimd

再び発熱したのは、最初の溶連菌感染症が治り切っていなかったためではなく、別の感染症に罹った可能性があるでしょう。
抗生剤を飲んでいるので、迅速診断キットで検査しても、陽性にはでないでしょう。
なお、溶連菌は、腎炎を合併することがありますが、腎炎の合併は、5~12歳の小児に多く、3歳未満の小児には殆ど見られないです。

user 小児科30年勤務医

有効な抗生剤飲み中の発熱ですので溶連菌は心配ないと思います
集団生活をしていますのでまた別物になったと思います
発疹が出て来ないか注意して様子を見て行きましょう
休日診療所で、何が発熱の原因らしいかを見ていただくようにいたしましょう
溶連菌ではない原因と思います
他の検査も休日診療所でしていただけると思います

user ena

溶連菌は弱い菌ですので、抗生剤の内服していれば、再発するということは考えにくいです。
記載内容からは、何かしらの感染症に罹患しています。
一般的に風邪だと思います。

user 千葉の小児科医

溶連菌感染ではなく、何らかのウイルス感染に罹患したのでしょう。元気なら様子を見て、熱が続くなら連休明けに受診しましょう。

user くまもん

おそらく再発ではないと思います。
抗生剤もまだあるでしょうから、様子見でいいでしょう。

user 目玉のおやじ

溶連菌感染であれば適切な抗生剤を使用しているなら抗生剤がよく効きます。
発熱の再燃に関しては別の感染をかぶっている可能性が高いかもしれませんね。
発熱が続いたり、食事が摂れずぐったりするなど症状が悪化傾向にある場合は小児科を再診ください。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。