10年前から卓球を始めました。毎回卓球後に膝が痛くなるので、整形外科で検査したところ、関節に問題はなく筋肉が冷える事で起きる痛みと診断されました。その後も卓球後の膝痛が続いたので、約三年毎にレントゲンを撮っていましたが、膝関節は年相応の変化はあるが異常なしでした。
なので、これ以上膝が悪くならないようにサポーターをしたり、卓球後はアイシング、ストレッチをして、現状維持で数年間が過ぎました。
2年前より時間ができたので、週5〜6回練習する様になりました。最近、膝が固まる様な感じと痛みが続く様になったので、整形外科で検査したところ、変形性膝関節症のステージ2になっていました。
お聞きしたいのは、卓球を続けていても、変形性膝関節症の進行を防ぐには、どうすればいいかです。自分なりに気をつけていたのですが、ストレッチが足りていなかったと指摘されました。
ストレッチを十分すれば進行しませんか?卓球をする事で進行する事はあるのでしょうか?膝が固くて伸びきっていない事が太腿の負担になり、膝痛を起こすそうです。大腿をほぐせば、進行は防げますか?
今は関節注射と服薬、リハビリをやりながら卓球も続けています。しかし卓球を頑張る事で悪化し、卓球自体ができなくなるのではないかと思うと不安で、おもいっきり動けないので、アドバイスをお願い致します。
>卓球を続けていても、変形性膝関節症の進行を防ぐには、どうすればいいかです。
〜運動負荷が加わっている状況であれば、進行予防はなかなか難しいと思います。
保存療法としては大腿四頭筋の筋力強化が重要です。ハーフスクワットが有効です。両足を肩幅程度に広げて少しガニ股となるように膝関節を曲げていきます。お尻を突き出すように腰を落とし膝関節屈曲は60°程度にとどめます。踵は接地したままとします。20~30回程度から始めて、疼痛に応じて少しずつ回数を増やしてみてください。
正座などの深屈曲は関節軟骨の摩耗を進行させますので、基本的には行わない方が良いと思います。
歩行に関しては痛いのに無理をして歩く事は避けてください。浮力にて膝に対する荷重が減じられるプール内にての水中歩行が有効ですので可能であれば行われてください。
疼痛に対しては、適切な消炎鎮痛剤の使用、関節内へのヒアルロン酸の注射が有効だと思います。
膝関節内へのヒアルロン酸の注射を2〜4週に1回程度のスパンで繰り返し行うことで膝関節の軟骨の厚さが保たれ、若干厚くなることを示した研究報告が存在します。