47歳、膵臓の微小嚢胞はIPMN?今後の検査とがん化が不安です

MRCPを受けたところ「膵臓体部に微小嚢胞か分岐膵管の拡張が見られます。前回(2024年5月27日)ははっきり描出されていません。念のため、経過観察をおすすめします」と所見があり、1年後経過観察と判定されました。確かに、非常に小さいですが、管の先端あたりにわずかに白く膨らんでいる部分があります。

調べたところ、分枝膵管型IPMNではないかと見えるのですが、どうでしょうか。以下知りたいです。

・生活習慣(見た目は普通ですが数値的にやや肥満、アルコール摂取)を変えることで嚢胞が消滅することはありますか?
・経過観察と同時に、「通常型膵臓がん」に注意とウェブには書かれていることが多いのですが、実際には、どのような頻度でどんな検査をするべきできでしょうか(MRCP、造影CT、内視鏡(EUS?)
・いま47歳ですが、いずれ膵臓がんになる運命ということでしょうか

正直なところ、不安がありますので、何かご意見いただけますとありがたいです。

user 相談医師

1)IPMNは腫瘍ですので、生活習慣を変えることで嚢胞が消滅することはありません。

2)IPMNの診断が正しいのであれば、半年に一度程度の画像検査を推奨します。

3)IPMNには2つの膵癌発生リスクが指摘されています。1つ目はIPMNそのものの癌化です。このリスクはIPMNの性状に左右されます。
 もう1つはIPMNと他部位に通常型膵癌が発生するリスクです。
 またさらに他臓器に悪性腫瘍を発生するリスクが高いことも統計的には知られています。

user 傍腫瘍内科医

IPMN自体が癌化する可能性は低いため、経過観察は念のため、という意味合いになるかと思います。
ただし、100%癌化しないという訳ではないですし、他にいわゆる膵臓癌が発生することもあると言われており、定期的な画像検査は受けた方がよいと思います。
特に超音波内視鏡検査(EUS)は小さな病変でも検出可能と言われており、できればEUSも並行して受けた方が良いとは思います。

user ベテラン腫瘍内科医

・生活習慣で嚢胞が消滅することはないですが、アルコール摂取を控えることにより、進行・悪化を防げますから、ぜひ、ほどほどになさるとよいですね。
・主治医がいう形の1年に1回の経過観察検査でよいでしょう。
・いずれ膵臓がんになる可能性も考えて、お酒はほどほどにしつつ、経過観察するのがよいでしょう。

user だだんだんDX

ですが、現時点では癌のリスクはかなり低いです
かりに分枝膵管型IPMNであってもほとんどの場合は癌化することなく天寿を全うします

生活習慣は特に影響しません
定期的な画像検査が一番大切です

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。