去年の春頃に肋間神経痛と診断されました。
その時は痛み止めでカロナールをもらったのですが、昨日から仕事中に症状が出始めました。症状としては、右胸から右脇腹にかけての痛みが強く、痛み止めを飲んで2、3時間すると少しずつ痛みが治っていく感じです。
ちゃんとした原因が未だ特定できていないため、病院に行っても痛み止めで対処するしかないと言われました。
肋間神経痛になる原因はストレスや、姿勢の悪さに関係すると聞いたことがありますが、医師の方々から見てどのような原因が予測されるでしょうか?
診断されてから何度か症状が出たことがあるのですが、その時は寒い時期に症状が出る傾向にあったので、気候によって症状の出やすさが変わるのでしょうか?
気になります。
再発する肋間神経痛、原因はストレスや姿勢?
肋間神経痛は筋肉の緊張による神経障害などと言われていますが、はっきりしたことは分かっていません。胸椎椎間板ヘルニアの可能性もありますので、整形外科の専門医を受診して精査していただきましょう。
治療はロキソニンなどの鎮痛消炎剤とタリージェなどの神経障害性疼痛治療薬の併用が有効です。
帯状疱疹が原因としては考えられます。しかし、多くの場合不明です。肋間神経痛でなく、胸椎疾患や内臓疾患のこともありますので症状の再発があれば整形外科もしくはペイン科の受診おすすめします。
胸椎において神経の圧迫があるために起こっているという可能性もあります。
MRIなどで一度詳しく状態を見ていただく必要もあると思います。
御近くの整形外科で
肋間神経ブロックの
御注射をしてもらうと良いです。
楽になります。
本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。
肋間神経痛の原因のほとんどは特定できず、特発性の肋間神経痛となります。ご記載のように姿勢の問題などが原因であることが多いです。姿勢の改善を意識するとともに、プレガバリンやミロガバリンなどの薬が有効なことが多いです。ビタミンB12も有効なことがあります。
特定できる肋間神経痛の原因としては、胸椎の病変、例えば神経の腫瘍や脊椎の腫瘍などを過去に数例経験しました。また、肋骨そのものの病気もあり得ます。これらはMRIやCTでの検査が良いかと思います。
他には内科的なもので肺疾患、右側なら胆嚢疾患や肝臓疾患もチェックしてもらってください。血液検査も有用です。これらが全てチェックされてはじめて特発性の肋間神経痛と診断できます。頻度は少ないですが、放置すると良くない病気も多いので、もし、受けておられない検査があるなら、受けておくことをおすすめします。