数時間続く激しいめまい、良性発作性頭位めまい症の診断、前庭神経炎の可能性は?

一昨日、朝起きると同時にめまいを感じ、少し休めば治るかなと思って横になっていた所、逆にどんどん悪化。一定の体位を保っていると激しい症状は無いものの、少しでも頭や体を動かすだけで激しい回転性のめまいと、嘔吐を何時間も繰り返し、家族のサポートの元、何とか這いつくばって車に乗り、総合病院の救急外来へ。そこまでの動きでもかなり気持ち悪く、何度も吐きました。病院では横になり、メイロンやプリンペランを入れてもらい、3時間ほど休みましたが殆ど症状改善せず、帰宅する為に動いた際にも嘔吐、帰ってからも夜中まで同様の症状続きました。
一夜明け、前日よりは改善、嘔吐は無くなりましたが、めまい・ふらつきは持続。日中横になって過ごし、夕方からようやく起きられるように。その翌日、病院受診し、問診と恐らく眼振の有無確認、聴力検査にて良性発作性頭位めまい症と診断されました。その疾患について調べていたところ、めまいは数十秒で、安静にしていたら治るとありました。めまいが数時間続く場合は、メニエールや前庭神経炎の可能性があるとのことで、私が読んだ限りでは前庭神経炎の方が自分の症状により近いように感じました(何時間も続くめまいと嘔吐)。素人判断で申し訳ありませんが、以上の症状で前庭神経炎の可能性はあるでしょうか?その場合、早期にステロイドを使うことでふらつきなどの症状が早く改善する可能性があるとの記載も読み、再診した方が良いのかと考えています。

user 岡坂 利章

 良性発作性頭位めまい症についてお話します。
 本態は卵型の袋にある耳石が剥がれて、外側,後、前の半規管の何れかに落ち込んで、それが頭の向きによって動くことで起こる眼振で、頭の向きによって、方向は反対になります。それが一定の方向であれば、椎骨動脈の圧迫などで起こる頚性めまい症の可能性があります。浮遊耳石なら、耳石が落ち込めばそれで眼振は治まります。膨大部結石症ならその頭位が続く限りは眼振も続きます。
 内耳性めまい症(前庭神経炎も含め)についてお話します。
 右の前庭と左の前庭の働きの差によって眼振が起こります。メニエール病では数十分~数時間、前庭神経炎では数日(治まるまで)続きます。

user takaka

診断がどこまで正確かですが、前庭神経炎と良性発作性頭位性めまいの眼振所見は全く異なるので、耳鼻科医で眼振を普通に系統だって検査できるのであれば診断を間違えることはないと思います。良性発作性でも程度がひどく入院が必要なものは頭位変換以外の安静時でも眼振が見られることはあります。食事・飲水ができないのなら入院を考慮する必要があるので再診すれば良いと思います。

user あらん

ご心配なこととお察しいたします。詳細かつ分かりやすい経過をありがとうございます。お考えの通り、良性発作性頭位めまいの典型的ではありません。前庭神経炎の可能性が高いと考えられます。
再度受診して眼振検査を再度してもらい、必要ならステロイドを処方してもらうとよいですね。

user masatochan

前庭神経炎の可能性はあるようにおもいます。前庭神経炎だと内服の上、自然とよくなるのを待つことになります。

user hanapesu3

そのような状況ならば、前庭神経炎の可能性はあると思います。基本的に安静なので、めまいが強くて食事がとれないときは入院を相談するとよいと思います。

user The trooper

前庭神経炎の場合は方向固定性の水平性眼振が見られるので、耳鼻科で眼振検査が実施されたならば診断を誤ることはないと思います。
良性発作性頭位めまい症の場合は薬の効果があまり期待できないので、指導されためまい体操を続けていただくのがよいと思います。

user 黒閃ジョン

前庭神経炎ですと先行する上気道炎があることがございますがどうでしょうか。ご確認お願い致します。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。