3年前から背中のど真ん中あたりの骨が一ヶ所だけ痛く、数回整形外科レントゲンをとりましたが、毎回異常なし。先日行った病院で棘間靭帯炎と言われました。痛みをとりたいのですが、湿布や痛み止めを飲むように病院に行く度に言われますがいずれも全く効きません。背骨を一つずつ押していくと棘突起一ヶ所だけが激痛です。どこかにぶつけた時のような痛みです。その回りの筋肉だけ年中筋肉痛のような痛みとこわばりでかたくなっています。痛みをとる方法はないでしょうか?
あともう一ヶ所、左足の甲が数ヶ月前から痛み、毎朝寝起きが一番ひどく床に足をつくと歩けないいほど激痛です。ただ1分ぐらいで和らぎ、通常は薬指付け根下の中足骨を触ると痛いですが、MRIは異常なし。寝る前にも朝よりはましですが痛みが出てきました。足趾伸筋腱損傷と言われました。こちらも痛みをとる方法はないでしょうか?
背部の疼痛に関しては脊椎過敏症という状態ではないかと考えられます。
脊椎過敏症とは脊椎の一部に過敏性の痛みが生じる病態で、器質的な異常がある疾患ではありません。20〜30歳代の女性に多いとされています。
12個ある胸椎の中間部の脊椎の棘突起を押すと痛みを感じるのが特徴とされています。
平背や円背などのなんらかの不良な姿勢の場合に生じやすいため、棘突起に付着する筋・腱・靱帯などの張力が発痛と関係が深いと考えられています。
原因としては、精神的な状態や体質によるものと考えられています。敏感な人や几帳面な人に多いとされています。
特段の治療を行うことなく症状が軽快してくることがほとんどです。ストレスを除いた生活が症状の改善には有益です。
疼痛が強い場合には消炎鎮痛剤を適宜使用して対応します。
足背の中足骨という骨と足根骨という骨の間の関節(リスフラン関節)の関節軟骨のすり減りが存在する場合にご提示のような症状が出てくる場合があると思います。
足の土踏まずを支えるインソールの使用が効果的であることがあります。