肥厚性瘢痕の治療、高額なため帰国まで中断しても大丈夫?

肥厚性瘢痕の治療をすぐに行うべきかお伺いしたいです。
現在、一時的にアメリカ在住です。
1月末に左肘に擦り傷ができました。
約3か月で擦り傷は治りましたが、傷跡に肥厚性瘢痕ができました。
現地の皮膚科を受診したところ、ステロイド注射を数回打つことを勧められました。
1か月に1回、合計平均3回の注射が必要だと言われました。

先日1回目の注射を行いました。
その際は加入している海外旅行保険で医療費を補償してもらえましたが、今後の注射は対象外期間に入ることが判明しました。
全額実費で残りの注射を打つべきか悩んでいます。

選択肢は4つあります。
1.全額実費で治療を行う
2.10月に約2週間の一時帰国の予定があるので、その際に日本で治療を行う
3.2026年6月に本帰国するので、それから治療を行う
4.ドクターには1か月後に次の注射を行うよう言われましたが、1回目と2回目の接種間隔が19日間であれば、ぎりぎり2回目までは保険でカバーできるので、短い間隔で2回目を接種し、その後の治療は全額実費で行うか、一時帰国または本帰国後に行う

早急に治療を行う必要があれば全額実費でも仕方ないのですが、アメリカは医療費が高額なため、日本帰国後でも問題なければ帰国後に治療を再開したいと考えています。
また接種間隔が短くて問題なければ、2回目まで現地で接種しようかと検討しています。

user 神奈川の皮膚科専門医

肥厚性瘢痕は早期の治療が望ましいですが、急を要するものではなく、数ヶ月の延期で悪化することは通常ありません。現在症状が安定しているなら、10月の一時帰国時に日本で治療を再開するのも十分現実的です。ただし、瘢痕が硬くなる前にある程度治療を進めておくことは有益なため、可能であれば保険適用内で2回目まで受けておくとよいでしょう。接種間隔がやや短くても大きな問題はなく、医師に相談すれば許容される範囲です。全額実費で継続する必要性は今の時点では低いと考えられます。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。