憩室穿孔後、大腸切除せずストーマ閉鎖、再発リスクは?

5月にS状結腸憩室穿孔を発症し緊急入院。
当初は保存的治療の予定でしたが、翌日に洗浄ドレナージ術と小腸人工肛門造設を実施しました。(大腸の切除は行なっておりません)
1ヶ月程度でドレーンも全て抜けて6月に退院し、その後外来で経過観察中です。
先日、大腸カメラと造影検査を実施し、穿孔箇所について自然閉鎖しておりました。

そこで、今後の治療方針について悩んでおります。
主治医(救命科)は今後の治療について、今回穿孔は自然閉鎖しており、このままストーマ閉鎖術を実施する方向との事でした。
しかし、私としては絶対に憩室のある大腸を切除したいというわけではありませんが、やはり再発率が高いということもあり、再発に対して非常に恐怖心があります。

そこで以下ご質問がございます。
1、今回、憩室は切除せず、ストーマ造設、ドレナージをした上で穿孔部は自然閉鎖しました。この場合、やはり憩室のある箇所は切除しないでストーマ閉鎖を行うのが一般的なのでしょうか。

2、今回、私はどうしても再発リスクに目が向いてしまいます。改めて大腸(S状結腸)切除をするリスクや術後の影響について教えていただけますでしょうか。

user yuic

1、今回、憩室は切除せず、ストーマ造設、ドレナージをした上で穿孔部は自然閉鎖しました。この場合、やはり憩室のある箇所は切除しないでストーマ閉鎖を行うのが一般的なのでしょうか。→人工肛門をつくらず、絶勝のまま穿孔の治癒を待つこともあります。その場合は1か月ほど絶食して自然閉鎖してから、食事を開始し、退院となります。これと同じ考え方であれば、切除はしなくてもよいと思います。
2、今回、私はどうしても再発リスクに目が向いてしまいます。改めて大腸(S状結腸)切除をするリスクや術後の影響について教えていただけますでしょうか。S状結腸切除術となると思いますが、憩室穿孔のあとの大腸は短縮し、硬くなっており、周囲との癒着もあり、大腸がんの手術よりも難度は高いです。また憩室部分の前後の大腸もある程度切除し、腸管同士をつなぐのですが、その部分が縫合不全をきたすこともあります。その場合は、再度人工肛門となります。よって慎重な医師であれば切除だけして、また一時退院してつないだ部分がもんだないことを確認して、人工肛門閉鎖術を行うようにも思います。よって切除するメリットとデメリットのバランスを考えて、主治医が判断することになりますが、切除しないことも多いように思います。

user 相談医師

1)一概には言えません。
 記載内容だけでは病態を医学的に推測することは困難ですが、憩室炎の穿孔部位の重症度・狭窄の有無、憩室炎の再発頻度、憩室の存在部位・長さなどで慎重に検討すべきです。

2)憩室炎は憩室における細菌感染ですが、感染が起こる原因は明確ではありません。
 患者さんによって、何度も再発する方もいますが、一方で全く再発しない方もいます。
 その再発頻度の違いが何かは不明であり、いつ起こるかも不明であり、医学的に有効な予防方法も存在しません。
 一般的な留意点としては便秘回避が推奨されますが、便秘が無くても、何度も再発することもあります。
 お大事にして下さい。

user ウクレレマニア

一時的人工肛門を設置し、炎症がおさまったところで閉鎖術を行うというのは極めて一般的な治療方針です
S状結腸を切除するとなると、結腸部分切除そのものの合併症のリスクもあります
血液供給の関係から、憩室のある部分だけを切除することは不可能です
また、大腸切除と人工肛門閉鎖を同時に行うことは、技術的には可能と思いますが、術後合併症のリスクを考えるとおすすめできません
いずれにしても、疑問は主治医に質問して解決していただけたらと思います

user はるる

1,2,とのことですが、S状結腸憩室穿孔でしたら、憩室の範囲にもよりますが、最初の手術で切除、吻合して、小腸にストマか、切除口側の大腸をストマにするか、だと思いますが、自然閉鎖していて、再度穿孔のリスクがなければ、主治医の方針でもいいと思います、2.大きなリスクはないと思います、詳しい説明を聞かれて、納得の上で手術を受けるのがいいと思います

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。