CTで上顎洞に影、歯痛も、貯留嚢胞と他の腫瘍との鑑別は?

今日3ヶ月ぶりに副鼻腔のCTを撮ったところ、大きさなど変化はありませんでした。
医師に、癌や乳頭腫の心配から組織検査を依頼したところ、上顎洞のためファイバースコープで見ることはできない、組織検査をするには手術になってしまうと言われました。
また、鼻茸ではないが、癌でもないと思う、と。
結局のところ何なのか聞きましたが、うーんという感じの返答のみでした。
CTでは、右上顎洞の底(いちばん下)1/4ほどが白くなっていました。また右奥歯が痛いことを告げると、確かに奥歯の根元が上顎洞に入り込んでいるため歯痛に関係しているかもしれないとのことでした。

ネットで上顎洞のCT画像を検索していたところ、貯留嚢胞というのが私の画像と似ていました。
質問ですが、貯留嚢胞はCT上での診断は容易ですか?ただの炎症や腫瘍との区別は可能ですか?
また、貯留嚢胞で歯痛や頭痛は起こりえますか?
(歯性上顎洞炎も疑っておりますが、歯科のレントゲンでは否定されました)

次回は半年後にCTを撮ると言われましたが、紹介状をいただいて転院、セカンドオピニオンも考えております。

user 耳鼻科の癌の専門家

炎症や腫瘍との区別にはMRIを撮るのが望ましいです。
歯痛は起こりえますが、その場合は歯性のものの可能性があります。歯性かどうかは歯科医により、診断がぶれる印象です。
頭痛はその嚢胞が原因で、前頭洞や篩骨洞、蝶形洞にまで副鼻腔炎が起こらなければ、起こらないと思います。

user 神奈川の耳鼻科医

貯留嚢胞ならCTで比較的容易に診断可能です。
通常は貯留嚢胞で頭痛や歯痛みはでません。
逆性歯が合併したり感染を伴うと頭痛や歯痛みが出ます。
「奥歯の根元が上顎洞へ入り込んでいる」というのは逆性歯を示唆する所見のように思います。

user ぷきのり

CTで形から容易に診断できることもあります。
わかりにくいようならMRIで判断します。腫瘍と確実に鑑別するにはMRIを行うのが望ましいです。
歯痛は起こりえますが、上顎洞の下方の貯留嚢胞だけでは頭痛は起こりません。

user masatochan

嚢胞だとMRIを撮影すれば診断がつきます。ただ嚢胞だと大きくならないと症状はでないと思います。

user 宮本 浩次

結局病変の一部を取り出して、病理組織学的検査をしないと診断できないと言うことですので、やはり手術しないと難しいと思います。
主治医は手術までの必要は無いと考えているのでしょう。今しばらく主治医にお任せした方が良いと思います。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。