1型糖尿病、インスリンの効きが悪化?単位数が増え続け不安です

1型糖尿病になって2年です。
寝る前ランタス XR 44単位、ルムジェブ20単位前後ずつ毎食前に打ってます。

私自身看護師であるため、医師よりインスリンに関しては自己調整するように指導受けています。

体重の増減はそこまでないのですが、多嚢胞性卵巣症候群、BMI30以上ある肥満があります。

上記のこともありもともとインスリンの効きは悪いのではないかと思うのですが、ランタスXRの効きが悪くなってきているように思います。

リブレをつけているのですが、200-300mg/dlを経過していることが多く、ランタスXRを増やしていくと一時はいいのですが、徐々に増やしていかないとグラフも上がる一方です。

7月初旬の採血では、HbA1cは8.1でした。7%台には下げたいのですが、職業柄かなり運動量が多いことや周囲に迷惑かけたくないとういう思いが強いため低血糖が怖くてがっつり調整がしにくい状況です。

このまま徐々にインスリンの効きが悪くなり、この先まだまだインスリン生活は続いていくのに単位数だけが上昇していくことに疑問と不安がありす。
薬剤を変更依頼するのか、どうしたらいいのか悩んでいるためご意見いただけると助かります。

user zakaz

コメントさせていただきます。
インスリンを増量しなければ血糖値が上昇してしまう状況とのこと、不安かと存じます。

PCOSや肥満症があるとのことで、ご指摘の通りインスリン抵抗性が高くインスリンが効きにくい体質であると考えられます。
インスリン抵抗性の改善のためには、食生活や運動習慣の是正を含めた、体重のコントロールという点も望ましいかと存じます。
またインスリン単位数を増やし続けることは体重増加傾向にもつながります。現在はSGLT-2阻害薬という尿から糖を排出させるお薬の一部が1型糖尿病でも保険適応となっております。低血糖リスクも比較的低く、体重減少作用も期待できますので、現在の状況からは検討して良いかと思います(もし自身が主治医であればご提案します)。よろしければ、一度先生ともご相談いただくのが良いのではないでしょうか。

user 鎌倉市糖尿病専門医

インスリンを打ち続けることでインスリンに対する抗体がある程度できる場合があり、抗体がインスリンの働きを阻害してインスリンの必要量が多くなっていく、という現象が時々見られます。もしかするとそのようなことが起きているのかもしれません。原因はさておき、やはりインスリン抵抗性を改善し、インスリン投与量を減らすことが重要です。インスリンの必要量を減れば、もし抗体が悪さをしていたとしても、抗体が徐々に減っていくことも期待されるからです。そのためにはカロリー制限とともに内服薬の併用が望ましいでしょう(メトホルミンは厳密には保険適応がありませんが、PCOSもおありですし、本来は良い適応かと思います。1型糖尿病でも使っておられる方はそこそこおられます)。

本内容は病気の治療の根拠として使用できませんので、その点を十分に理解し、医療機関を受診するかどうかはご自身で判断し、リスクは自己負担でお願いします。