椎間板ヘルニアが引き起こす太ももの痺れと痛み、原因と対策
椎間板ヘルニアの太ももから足先の痺れ
4日前に腰の痛みと足先の痺れでMRIをしてヘルニアと診断されました。
薬を飲んで早くて2週間遅くて3ヶ月くらいで9割が治りますと言われました。
座った姿勢が1番痛くて、足の太もも横から足の小指側が痺れています。痛みや痺れはいつ頃から良くなりますか?
椎間板ヘルニアが引き起こす太ももの痺れと痛み、ベルト固定等の安静や投薬、硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの保存療法で症状の軽減が得られる場合の方が多いのですが、神経の圧迫が強い場合や、神経麻痺症状(運動麻痺)が出ている場合には手術の適応となります。
突出したり脱出した椎間板ヘルニアが多核巨細胞の貪食により自然吸収されることが多いのですが(約90%程度)、安静や投薬、神経根ブロックなどの保存療法その間の症状の緩和を図るためのものとなります。一般的に3~4ヶ月程度の期間の保存療法が無効な場合には手術が選択肢となってきます。圧迫が強い場合や、神経麻痺症状が出ている場合にはより早期の手術の適応となります。
症状が治まる時期を予測するのは至難の業です。まずはしっかりと治療を受けてください。キソニンなどの鎮痛消炎剤とリリカなどの神経障害性疼痛治療薬の併用には相乗効果が期待できますし、トラムセットなどの弱オピオイドも有効です。硬膜外ブロックなどのブロック療法も効果的です。
椎間板ヘルニアによる痛み痺れの経過を予想することは難しいです。重症度によります。軽症であれば安静及び薬物療法により数日で軽快することもあります。重度であれば神経ブロックや手術が必要なこともあります。
内服薬で次第に症状が落ち着いていくことも多いですが、なかなか改善しない場合は神経根ブロックなども
行っていただくとよいと思います。炎症が取れることで症状も改善しやすいです。
椎間板ヘルニアによる左足の痛み痺れについて
いつもお世話になっております。
年末にL4/5垂れ下がり腰椎椎間板ヘルニアを発症し、トアラセット、タリージェ等を服用しております。
以降、痛みは落ち着いたのですが左足のすねの痺れがずっと続いております。また、年始にかかりつけを受診をしたところ、左足首に力が入らず足の甲を右のように持ち上げられないことを指摘されました。
また、足をまっすぐにすると左足の裏側全体が痛くなります。
歩く時も右足に重心を掛けるような歩き方です。
長時間歩くと翌日左足太もも全体(特に膝小僧裏近く)が筋肉痛のような痛みが出てきます。
そして、昨日はチラシのポスティングの初めてのバイトで、2万歩ほど歩きました。すると翌日、上のような左足の痛みが出て、午後からは椅子から立ち上がる時や、下着を履く時など、左足を手で持ち上げないといけないくらいになってしまっています。座っている時も、自力で左足をうまく上げられません。
1.上のような症状全て、ヘルニアが落ち着けば解消されるのでしょうか?
2.たくさん歩いた翌日の太ももの筋肉痛のような痛みはなんでしょうか?足首に力が入らないことから、太ももの裏に力が入ってしまっているのかな、と考えたのですが…変な歩き方になってしまってるから痛みがでるのでしょうか。これも治りますか?
ヘルニアは治るのに2.3ヶ月かかると聞いたので、この足の症状も自然と治ると考えていましたが、神経の障害が稀に残るとも聞きました。
うまく歩きづらいことや、長時間の歩行が体の負担になってることが、これから一生続いてしまうのかなと不安になってきました。
ちなみにかかりつけの医院にはリハビリ科もあり、ふくらはぎに電気を当てて、足首を動かすリハビリに週1.2回通うように言われてるのと、今度の受診の際もリハビリ科にも伺う予定です。(その際に何をするのかはよくわかりません。)
繰り返す負荷や急なひねり動作、重量物持ち上げなどによる急激な椎間板内圧の上昇が原因で、椎間板の外側のドーナッツ状の組織である線維輪に亀裂が入ることで腰椎部、臀部に痛みが生じます。椎間板内部にある髄核というジェリー状の組織が線維輪の亀裂部分から神経方向に膨隆したり飛び出したりした状態が椎間板ヘルニアです。
飛び出した椎間板組織が神経を圧迫することで臀部・下肢の神経障害症状が生じます。
ベルト固定等の安静や投薬、硬膜外ブロック、神経根ブロックなどの保存療法で症状の軽減が得られる場合の方が多いのですが、神経の圧迫が強い場合や、神経麻痺症状(運動麻痺)が出ている場合には手術の適応となります。
突出したり脱出した椎間板ヘルニアが多核巨細胞の貪食により自然吸収されることが多いのですが(約90%程度)、安静や投薬、神経根ブロックなどの保存療法その間の症状の緩和を図るためのものとなります。一般的に3~4ヶ月程度の期間の保存療法が無効な場合には手術が選択肢となってきます。圧迫が強い場合や、神経麻痺症状が出ている場合にはより早期の手術の適応となります。
下肢に部分的な筋力低下(麻痺)が生じていますのでこの場合は手術の検討が必要かと思います。
神経を圧迫しているヘルニアを除去することによって筋力の回復も期待できると思います。
左足首に力が入らず足の甲を右のように持ち上げられないことを指摘……下垂足であれば、早期の手術が必要なこともあります。専門医診察おすすめします。太股は筋肉疲労かと思います。
筋力低下が起こっているのなら手術を真剣に検討するべきです。手術が遅れると筋力低下が治まらないことが多いからです。主治医にご相談ください。
腰椎が原因でしょう。
骨盤けん引などの物理療法が効果的です。
御近くの整形外科でお聞きください。
お大事になさってください
ヘルニアが吸収されてくれば、落ち着いてくるとは考えます。
力が入らない、麻痺などがあるのであれば、手術も検討されますね。
椎間板ヘルニア 手術後の痺れに関して
9月に椎間板ヘルニアを発症、左足からふくらはぎまで激しい痛みと痺れが続き、10/2 に摘出手術をしました。
その後、痛みは全くなくなったのですが、先週くらいから、一週間ほどお尻と左の太もも裏に痺れが出て続いております。
日によって程度はマチマチなのですが、時に激しく痺れる時もあります。
これは再発でしょうか?
考えられる原因をご教示頂けますと幸いです。
尚、次回年末に主治医との再診があるのですが、その前に急ぎで受診した方が良いのでしょうか?
神経の回復過程において一時的にしびれが強く見られるということもあったりします。
もし再発の場合は強い痛みも出ることが多いかと思います。
ただしびれが強い状態が続く場合は早めに受診して見ていただくと良いと思います。
痛みではなく、痺れだけであれば再発は考えにくいです。リハビリ継続なさって下さい。症状改善しなければ、MRI検査おすすめします。
再発というよりも椎間板の変性による症状だと思いますが、主治医を再受診して精査していただきましょう。
再発の可能性もありますし、新規に出た可能性もあり得るでしょう。
ただ、実際の状況やどのような手術をしたかにもよるでしょうから、手術を受けた整形外科で相談されることをお勧めします。
尾骶骨の痛みと皮膚のピリピリ感・太ももの痺れについて
3年ほど前から年に数回、尾てい骨の周辺の激痛と腹部、太ももに痛みと痺れがありました。
今回も3日前から症状が出始めたのですが、今回は尾てい骨の痛みが治り始めると同時に身体中の皮膚(主に腹部)のピリピリ感がひどく、たまに筋肉も含めて耐えられないほどの激痛が走ります。
いつもは数日すると楽になることが多く、1年ほど前に受けたMRI検査では椎間板ヘルニアは認められるが軽度で治療の必要はないと言われました。
どのような病気が考えられますか。また、何科を受診すればいいでしょうか。
今現在、脂質異常症でロスバスタチンを服用しています。
身体中の皮膚(主に腹部)のピリピリ感がひどく、たまに筋肉も含めて耐えられないほどの激痛…………整形外科疾患よりも筋原性疾患や神経原性疾患が疑わしいかと思います。脳神経内科受診なさって下さい。
骨盤けん引などの物理療法が効果があります。
臨床症状があるのに 軽度だから治療の必要は無いとは
驚きです・・インフォームドコンセントを大事に説明を受けて
下さい。お大事になさってください。
軽度のヘルニアであっても症状の原因となる可能性はあります、
ヘルニアの部位と現在の症状が合うようならばブロック注射や神経障害性疼痛に対しての薬など使用していくのもよいと思います。
尾てい骨の激痛、腹部や太ももの痛み、痺れ、皮膚のピリピリ感などの症状は、神経の圧迫や障害による可能性があります。椎間板ヘルニアが軽度で治療が不要と言われたものの、再発や別の神経障害が影響していることも考えられます。特に皮膚のピリピリ感や筋肉の激痛は、神経根の圧迫や帯状疱疹などが関係している場合もあります。
また、脂質異常症や服用しているロスバスタチンが神経に影響を与える可能性も考えられますが、まずは神経系の評価が必要です。
整形外科や神経内科を受診することをお勧めします。これにより、再度詳細な神経学的評価を行い、適切な治療方法を決定することができます。